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「 第7回 中小零細製造業の調達管理を10倍簡単にする方法 」

第7回目は「 倉庫保管在庫削減 倉庫を整頓する 」です。


15年前に私が実際に体験したことをもとにして

同じ悩みをお持ちの方に少しでも悩みの解決の参考に

なればと思い、当時活動した内容をそのまま書くこと

にします。

参考になるかどうか解りませんが、少しでも興味を

持たれた方は、最後までお付き合いをお願いします。





前回の改善で倉庫内の定置化はできましたが、どのような材料が

どこに保管されているか一目で解るようにはなっていません。

今回はその問題を解決した方法を説明していきます。


【倉庫内の状況】

 材料の使用頻度によって分類別、品番別にパレットまたは棚に

 保管されているが材料情報の表示はメーカーが納品時に貼り付け

 した現品票で行っている。


 材料の積み方は明確に決まってなくバラバラであった。


 材料を出庫する時の先入れ先出しは行われいなかった。



【改善案件10 材料情報の表示】

 材料の保管場所に一目で解る材料情報を表示し初めて倉庫内に

 入った人でも必要な材料を直ぐに取り出せるようにする。


 発注担当者が一目で発注情報が解るようにする。


 材料情報を表示するにあたり材料表示札を作成することにし

 表示する項目をどのようにするかを関係者と検討し決定した。

 表示する項目は以下のようになった。

  材料品番

  材料名称

  外観写真

  入り数

  ロット数

  リードタイム  
 
  最大保管数

  仕入先
 
  使用用途
 

 材料表示札の大きさについても複数種類を作成して材料保管

 場所に合わせて使い分けを行った。

 札の使い分け      保管場所  材料の箱など

  A4サイズ      パレット

  A6サイズ      スチール棚 箱の大きなもの

  縦3cmx横10cm スチール棚 箱の小さなもの 


 外観写真は、良く似た材料の見分け方が解るような角度で
 
 複数箇所を撮影し1枚の写真とした。


 材料表示札をラミネートし表示札を扱いやすくした。 

 
 材料表示札の設置はマジックテープを使用して取り外し可能

 とし、保管場所の変更に直ぐ対応できるようにした。



【改善案件11 材料を使用する時のルールを決める】

 材料を使用する時のルールとして以下のようなことを決めた。


 材料を古いものから使用する先入れ先出しルール

  材料保管場所にある材料について、使用する順番を示す札

  を作成し設置することで先入れ先出しとなり古い材料が

  残らないようにする。

 
 材料の箱を開ける時のルール

  同じ材料の箱を複数開けないようにすることで正確な在庫

  を確認できるようにする。


 材料を入出庫する時の積み上げルール

  材料の積み上げする数量を決めて使用数、入荷数を一目で
  
  確認できるようにする。


 空箱を回収するルール

  空箱回収専用ラックを設置し、材料を使用した時に出てくる

  空箱を入れるようにすることで、材料保管場所に空箱がない

  ようにする。


 不適合品を回収するルール

  不適合品回収専用ラックを設置し、倉庫内で発生した不適合品

  をいれるようにすることで、材料保管場所に不適合品がない

  ようにする。
 
  
     
【改善効果】

 このようなルールを決めて運用することで、保管された材料が

 整然と並び、一目で材料情報や在庫が確認できるようになった。

 また、材料の積み上げルールを明確にすることで、材料の転倒

 防止など安全性を向上することができた。

    

【まとめ】
   
 必要なものと不要なものが無造作に置かれた倉庫から必要な

 材料が整然と並ぶ倉庫に変わってきました。


 倉庫内の作業性も格段にアップし、作業者は必要な材料の保管

 場所に迷うことなくたどり着き、材料を使用する順番、箱の開け方

 空箱の処理、不適合品を発生させてしまった時の処理等が解るよう

 になっていてスムーズな作業ができるようになりました。


 材料の積み上げなどが明確になっていることで安全な作業を行える

 ようになりました。

 
 調達担当者が倉庫内に保管されている材料について在庫状況を

 すぐに把握できる状況になり発注量を決定することが容易になり

 必要以上にあった在庫が少しずつだが削減され始めた。


 ここまで倉庫の状況が整ってきたことで、改善テーマで狙って

 いる「倉庫保管在庫削減」を本格的に活動できる環境が整った

 ことになります。
 

 この活動を継続的に進める為にどうしても必要なことがあり

 それは、今回と前回の活動を継続して維持することである。

 今回の活動を維持するためにもう一つ必ず行わなければならない

 ことがあります。。


 それは、ズバリ言うと「清掃」です。

 
 どれだけ不要品を廃棄しようと、どれだけ材料を整然と並べようと

 保管する倉庫や保管された材料が汚れていては意味がありません。


 そこで次回のテーマとして倉庫内や材料の清掃をどのようにして

 継続的に続けたかを説明します。



第8回は「 倉庫保管在庫削減 倉庫を清掃する 」です。



最後まで読んで頂きましたこと、まことに感謝しております。

今日の記事で、感じたことや思ったことをお気軽にコメントしてください
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