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「 第23回 中小零細製造業の調達管理を10倍簡単にする方法 」

第23回目は「 システムツールの充実 発注基準数情報の明確化 」です。


15年前に私が実際に体験したことをもとにして

同じ悩みをお持ちの方に少しでも悩みの解決の参考に

なればと思い、当時活動した内容をそのまま書くこと

にします。

参考になるかどうか解りませんが、少しでも興味を

持たれた方は、最後までお付き合いをお願いします。





前回の改善で生産工程作業担当者から調達担当者への

入荷情報の問い合わせに対して、直ぐに対応できる

材料管理ツールを導入しお互いの作業ロスを削減する

ことができた。


情報についてもJITの考え方を導入することで

最小の作業で最大の効果をもたらすことができる

こととなった。


また、材料管理ツールをシンプルな単機能にしたこと

で不要な操作や考えがなくなり作業を加速化させる

ことが実現できた。


今回は、調達担当者の作業を加速化させることが

可能となった複数の材料について発注基準数の確認と

手動設定が行える機能に特化した材料管理ツールに

ついて説明をします。



【改善案件27 複数の材料品番について発注基準数を手動設定できるツールの導入】

 当時の調達管理システムにおいて、発注基準数を設定

 する方法は、システムによる自動計算で設定する方法と

 材料品番単位で画面より手動設定する方法があった。


 自動設定した発注基準数を一通り確認して、不具合が

 ある部分について手動で設定することになっていた。


 手動設定は品番単位で行われる為、材料情報を管理する

 画面より1品番ずつ確認する必要があった。


 当時の材料品番数は約1500品番ですべてを確認する

 ために半日の時間を費やしていた。

 この業務にかかる半日の時間を削減する為に投入された

 ツールが発注基準数一覧画面です。


 機能は、材料品番、品名、在庫情報、調達条件が1行に

 表示され発注基準数のみ入力ができるようになっている。


 また、一覧表示することでセットで使用される材料情報や

 材料グループで共通する情報などを確認しながら一括設定

 することで発注基準数の設定を加速化させる。



【改善効果】

 発注基準数の確認に半日を費やしていたが、このツールを

 使用することで、作業時間が1時間程度に短縮された。


 また、一覧表示で確認できるので、設定間違いを見つける

 ことも容易にできるようになった。


 作業時間が短縮されたことで、新しいことに取り組む時間

 が取れることとなり、改善活動のネタ作りをできるように

 なり、調達担当者の業務を改善するきっかけとなった。



【まとめ】

 発注基準数の確認作業が削減されたことにより、倉庫管理や

 調達管理の仕組み作りを進めることが可能となった。

 日々3時間以上の作業を削減したことで、今までの業務は

 ロスがとても多くあることを再確認しました。


 通常行っている業務が正しいと思い込んでいることで改善

 活動を行う妨げとなっていることが多々あることを認識

 させられた改善でもあった。


 ほんの少しだけ考え方を変えることによって、大きな効果を

 実現する改善になることがあります。

 本当はこの改善のようなことは、困りごととして認識する

 ことなのだろうが、実際に作業している人には解り難い傾向

 にあるようで、周りからの助言がなければ、なかなか改善ネタ

 になることは少なかったと思います。


 偶然、発注基準数の再設定をしている姿を見ることができた

 ことで今回の改善ネタを思いつき、実際に調達担当者に試して

 もらって効果があることを確認できました。


 ちょっとしたことが、きっかけで今回のような改善は進んで

 行きますので、細かなことも見落とさずに拾い上げることを

 意識して、常に改善に繋げれるように徹底しましょう。



 次回は、「発注基準数情報」に特化した材料管理ツールの

 導入について説明します。



第24回は「システムツールの充実 棚卸作業の簡素化」です。



最後まで読んで頂きましたこと、まことに感謝しております。

今日の記事で、感じたことや思ったことをお気軽にコメントしてください
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